坐骨神経痛の原因は?やってはいけない事って何?ストレッチやツボ押しは坐骨神経痛改善に良いの?

腰痛の原因は様々ですが、その中の一つに「坐骨神経痛」と呼ばれるものがあります。

坐骨神経は、腰のあたりから爪先まで伸びている人体の中で、もっとも太く、長い末梢神経のため、坐骨神経が圧迫されると、電気が走ったような痛みや、 ピリビリとしたしびれ、強く張っている感じを腰を中心に感じる事になります。

このような症状が出ているのが、坐骨神経痛と呼ばれる状況なのですが、坐骨神経痛が起きる原因や症状が出ている時にやってはいけない事、坐骨神経痛の症状が改善するストレッチやツボ押しを、動画を交えてご紹介していきます。

 

坐骨神経痛の原因とストレス

坐骨神経痛に有効なストレッチやツボ押しを紹介する前に、坐骨神経痛はなぜ起きるのか??という原因について、しっかりと理解を深めておくようにしましょう。

坐骨神経痛は疾患名ではなく、症状名になりますので、例えば「肩が凝っている」、「腰が痛い」と言ったような症状がそのまま使われているので、病名ではないという事です。

つまり、坐骨神経というものがあり、引っ張られるような感じで電気や痛みが腰から足にかけて走るという症状を指します。

こちらの画像の黒いひもが、坐骨神経だと思って見て頂ければ分かりやすいと思いますが、背骨や腰まわりの筋肉や靭帯が歪む事で、坐骨神経も圧迫された状態が続きます。

 

では、なぜこのように坐骨神経が引っ張られるような感じで症状が出るのか??というところに原因疾患があるわけですが、

  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 脊柱菅狭窄症
  • 変形性腰椎症
  • 梨状筋症候群
  • 様々な外傷(怪我)

などによって、坐骨神経が圧迫されるため、症状になって出てくるという事です。

また、

  • 帯状疱疹
  • 脊髄腫瘍
  • 糖尿病
  • アルコール依存や喫煙
  • ストレス

によっても、坐骨神経痛の症状が見られるケースもあります。

 

上記の通り、原因疾患に関しては病院にいけば診断されますが、いわゆる腰痛と言われる7割が病院では診断名をつけられませんが、坐骨神経痛に関しては

  • 圧迫ストレス
  • 精神的ストレス

によって、症状を判断する事が出来ます。

1つ目の圧迫ストレスですが、姿勢が悪かったり、反り腰である事で、正しい姿勢でない人が受ける身体的なストレスです。

ほとんどの腰痛の方の姿勢は、姿勢が崩れる事で、近くを通る坐骨神経が筋肉や靭帯などから圧迫を受ける事で、痛みが出ます。

2つ目の精神的ストレスですが、日中痛みがずっと続いているような方ですが、文字の通り気持ちの問題で痛みが出ているケースです。

私の患者さんの実例ですが、趣味のテニスをしている時には身体に痛みは出ないのですが、家事などの時に精神的ストレスが出ていて、痛みになるという事ですが、セロトニンといった脳内の痛みを和らげるホルモンバランスが悪くなって、痛みが出やすくなるという事です。

このように、坐骨神経痛の原因としては、身体的な症状を伴う外的な要因と心の問題といった内的な要因があるという事をここで抑えておいて下さい。

 

坐骨神経痛の時やってはいけないこと

原因が分かったところで、坐骨神経痛の方が絶対にやってはいけない事ですが「長時間同じ姿勢でいる事」は避けるようにして下さい。

他にも、湿布をしたり、過度なストレッチをしたり、薬を長期間に渡って服用しないなどがありますが、一番は同じ姿勢を続ける事を避けるだけでも随分と楽になると思います。

 

身体の回復力が衰えてしまうリスク

坐骨神経痛の原因でもお伝えしたとおり、身体が歪んだために筋肉が硬直したり、周りの靭帯も固くなったりする事で坐骨神経を圧迫する事で痛みになるわけですが、同じ姿勢を長時間続けると「身体の回復能力が失われていく」のです。

特に、前のめりな姿勢になってくるために、呼吸が浅くなってきてしまいますので、酸素が体内に入りにくい状態になってしまいますので、結果的に身体の回復能力が失われていくという事です。

すでに坐骨神経痛が出ている場合は、身体の回復能力が失われていく事で、痛みに対しても弱くなっていきますので、なかなか治りにくくなります。

 

脳への伝達速度が遅くなるリスク

そして、もう一つの大きな原因ですが、身体が動きづらくなってくるのと、脳から身体への伝達とも影響してきます。

身体を動かすという事は、脳からの指令を受けて中枢神経を通り末梢神経へと伝わる事で、手足などを動かす事が出来るのですが・・

長時間同じ姿勢にいる事で、身体の動きが悪くなり、結果的に中枢神経の伝達が悪くなる事で、坐骨神経痛の症状が悪化することが考えられます。

長時間同じ姿勢を避けて、浅い呼吸にならないように、坐骨神経痛に有効な呼吸法をご紹介したいと思います。

 

坐骨神経痛に有効な呼吸法

では、呼吸法についてですが、まずは椅子に座り、手を足の付根あたりに上向きに向けて付けて下さい。

手をつけままで、息を吸い続けてお腹を膨らませていくのですが、その時に手を圧迫するように膨らんでいれば、体内に酸素を吸い続けられている状態ですので、手を使ってチェックして下さい。

そして、吐く時はお腹に力を入れ続けた状態で吐いていくようにして、お腹が凹まないように意識してみて下さい。

大体の目安として、3~5セットを目処にしてみて下さい。

文章では伝わりにくい部分を、詳しく動画でまとめていますので、合わせて参考にしてみて下さいね。

 

坐骨神経痛改善のため誰でも出来るストレッチ

次に、坐骨神経痛の症状を少しでも改善したいという方に、日頃自宅で出来るストレッチをご紹介したいと思います。

坐骨神経痛の症状が出ている方の場合、腰回りの筋肉や靭帯の動きが悪くなっているだけでなく、同じく神経のの動きも悪くなっている可能性があります。

ストレッチで筋肉や靭帯だけでなく、神経も動きを良くする事を意識して取り組んでいきましょう。

 

坐骨神経痛改善のストレッチ法

まず、最初に椅子に座った状態で、片足を膝の上に組んで姿勢を取ってみましょう。

背筋を伸ばして、前の方に倒れていくと、お尻のあたりが伸びている感じがしてきますので、そのような状態になればストレッチが上手く出来ていると思って良いかと思います。

ただし、前に倒れる際に、腰から倒れずに背骨を曲げて丸くなったような状態になると、ストレッチが出来ていませんので、そのようにならないように注意して下さい。

左右3セットずつやって頂くと用意かと思います。

 

そして、もう一つのストレッチですが、小さな台を用意して、その上に足を載せます。

台の上で、足首を前、後ろと曲げてストレッチを行います。

このストレッチだけでも、坐骨神経は伸びていきますので、有効ですので、是非試してみて下さいね。

ストレッチについても、詳しく動画にまとめていますので、合わせて参考にしてくださいね。

ストレッチについて、一つ注意点があります。

それは「ストレッチをしようとしたけど、身体に痛みが出ている」という場合は、無理をしてストレッチを行わないようにして下さい。

という事です。専門家がいない中で無理なストレッチで筋肉や靭帯を痛める事があっては本末転倒ですので、その点はご注意下さい。

 

坐骨神経痛に効くツボ押し

最後に、坐骨神経痛に効くツボをご紹介したいのですが、まずは画像でツボの位置をご紹介したいと思います。

ツボの名称ですが「築賓(ちくひん)」と呼ばれるツボですが、郄穴(げきけつ)といって、骨や筋肉の間を通ってあるツボで、元の状態に戻して痛みを和らげるのに使うツボと言われています。

内くるぶしとアキレス腱の間から、膝が曲がったところを結んだ線をイメージしてもらって、3等分したところにあるツボですが、わかりやすく言えば、内くるぶしから指5本分上に上がったあたり(画像のあたり)と思って頂いてOKです。

築賓の押さえ方ですが、グーとゆっくり奥に向けて親指で押すだけです。奥まで押し込むとズーンといった響くポイントが出てきますので、そこまで押し込んでもらい、そこから反発が少しあるくらいの力で押してみて下さい。

ツボを押す時間は、5秒間くらいかけて押し込んでいき、そこから離して、再度押し込んでいくのを繰り返し3回行って下さい。

ツボ押しについても、詳しく動画でまとめていますので、合わせて参考にして下さい。

 

坐骨神経痛の原因ややってはいけない事のまとめ

いかがでしたでしょうか、坐骨神経痛の原因や症状が出ている時にやってはいけない事を理解した上で、自宅でも出来るストレッチやツボ押しで、症状が少しでも改善に向かう事を願い、坐骨神経痛に関する原因やストレッチ、ツボ押しについてまとめてきました。

しかし、ご自身で改善しようと思っても、なかなか身体の症状が良くならない・・

という方は、当院で治療させて下さい。痛みの原因をしっかりとヒアリングでお聞きした上で、治療方針を決めていきますので、安心して施術を受けられます。

当院へのお問い合わせは、こちらからどうぞ。

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